無免許であることとバイクを売る関係性

バイクの運転免許が取り消されてしまったときは、しばらく乗らないので売りたいと考える方が多いようです。バイクを売るためには各種書類が必要なことは皆さんご存知ですが、ここをクリアすれば売れないバイクはありません。

自宅の車庫に眠っているバイクがあるなら、早めの売却を検討してみましょう。バイクにも旬の時期があることを知っておくことが大事です。

無免許になるとバイクを売ることはできない?

バイクを売ることができるのは、バイクの免許を所有している人だけと思うかもしれません。

交通違反を繰り返して免許取り消しになればバイクを売れないと考える方がいますが、無免許になってもバイクを売ることは可能です。

運転免許とは運転するために必要なもので、売却においては原則として必要ありません。売却時に免許証の提示を求められることはありますが、これは本人確認としての意味合いがあります。無免許の方は健康保険証やパスポートなどで代用することが可能です。

免許取り消しになると欠格期間を過ぎるまでは免許の再取得ができず、その期間は1~10年間まで幅があります。3~5年以上などと欠格期間が長くなってしまうと、所有するバイクを売りたいと考える人が増えてきます。

バイクというのは寝かせておくだけで価値が下がっていくもので、寝かせて価値が上がるのは希少価値のある一部のマシンだけです。バイクの査定を受けたあとにすぐに売却しないと再査定が必要になりますが、これは時間を置くことでバイクの売値が下がるためです。

無免許になってもうバイクに乗らないと決めたなら、すぐに売るのが得策でしょう。

無免許の人にバイクを売るのはあり?

バイクを売ろうと思ったとき、ほとんどの人はバイク屋や専門の買取店を利用しています。個人間の売買だと金額交渉の難航、名義変更のトラブルなどが発生しやすいためです。ただ店舗を通すとなると中間マージンが発生しますので、売値にこだわる方には個人売買のほうがよい場合があります。

バイクを売るときは自分自身が運転免許を所有している必要はありませんが、これは相手に対しても言えることです。相手が無免許であってもバイクを売ることは可能なのです。自分が売ったバイクを相手が無免許で乗ったとしても、それは相手自身の問題となります。

ただ犯罪の幇助になる可能性はありますから、売る相手は選ぶのが得策ではあります。そもそも無免許なのにバイクを買取したいと考える人は、自身での運転や転売などが目的でしょう。もし売るならば相手が免許を取得するまで待つのが得策なので、実際に免許を確認できるまで売買契約はしないようにするとよいです。

あとは売る前に名義変更を済ませておくことが大切で、そうしないと自分の元に納付書が届いてしまいます。

バイクを売るためには所有権の解除を

自分や相手が無免許であってもバイクを売ることはできますが、これは所有権が自分名義になっている場合です。

ローンが残っているバイクはローン会社の所有権になっていることが多く、他者の所有物になるので自己判断では売却できません。売るからにはローンを一括返済するかローンの組み直しをする必要があります。これらが難しいという方は買い手から前金をもらってローンを完済・名義変更をするという方法がありますが、相手側としては前払いすることに抵抗を覚えることが多いはずです。

ローン返済中のバイクを売るならば大手の買取店に相談するのがおすすめで、個人間で売買するならローンは完済しておくのが好ましいです。ローンの支払い方法を口座振替にしている場合は、ローン返済中であることをうっかり忘れてしまう可能性があります。

例えば買取店に売ろうと思って出張査定を受けたら、ローン返済中のバイクだと判明するケースは意外と多いので注意してください。買取業者の一部には前金でローン返済資金を用意してくれるところがあります。前金の支払いに対応していない場合は、一時的に親からローンの返済資金を借りるのもありでしょう。

それから売却して受け取ったお金で親に返済するという方法があります。

無免許でもバイクを売るなら必要書類がある

無免許なら各種書類がなくてもバイクを売れると考える方がいますが、買取店に売る場合は本人確認書類や自賠責保険証・自動車検査証・印鑑などが必要になります。また廃車手続きをした場合には自動車検査証の代わりに自動車検査証返納証明書が必要です。

バイクを売るための手続きに時間がかかる場合、大抵は書類が揃っていないことが原因です。また未成年は原則として売却ができず、もし売却する場合は保護者の同意を得ることになります。これは未成年がローンを利用できないのと似ており、自己で責任を取ることに限界があるためです。

代行でバイクを売る?メリットや注意点を解説!

傷・凹みなどは気にせずに売る

バイクを売るときは傷・凹みの修理はせずに、そのまま売るようにしましょう。同様に車検に関しても通す必要はなく、バイクは原則としてそのまま売るのが一番お得になります。傷や凹みを修理したり車検を通したりしても、その金額がそのまま買取額に上乗せされるわけではありません。

ただ可能な範囲で修理するのはありですし、洗車はしておく必要があるでしょう。プラスポイントが多いほど増額評価される可能性は高いので、お金のかからない範囲で工夫するのはありです。また無免許だと査定士に足元を見られてしまうと考える方が多いですが、査定額に影響することはありません。

ただし取扱説明書や純正パーツなどを紛失した場合は、査定額が下がることがあるので注意です。

バイクを高く売るには複数査定を

バイクを売りたいけど無免許という理由で負い目を感じる必要はありません。現在はインターネットの時代ですから、簡単に複数社との査定ができます。複数査定を受けて気づくことは、相場はあてにならないことです。最低額と最高額では2倍を超える差が出ることは決してめずらしくないのです。

バイクの査定でチェックされるのは所有者の免許の有無ではなく、あくまでバイクの状態になります。事故車や不動車なども買取してくれるので、売れないバイクはないと考えてよいでしょう。高く売るために大切なのは、自分のバイクには価値があると信じることです。

売り手自身が自分のバイクに価値がないと思い込んでしまうと、査定士との交渉で足元を見られてしまいます。価値がゼロだと考えていれば買取業者から10万円を提示されればラッキーと思うことでしょう。逆に50万円の価値があるとわかっていれば、それ以上で売りたいと考えるはずです。

バイク買取の一括査定サイトを活用すれば、バイクの旬の価値を知ることができます。